株式会社ストーリー アイ blog 部下育成のヒント

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コーチングスキル,リーダーシップ
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理想のチームづくりには公平な目配りを(前編)

2019.05.20猪俣恭子

先日「理想のチームをつくる」をテーマに、製造会社のマネジャーのAさんと話をしました。

Aさん「うちのチームのメンバーは6人です。
 コミュニケーションは上手くとれていると思います。
 まあ、Bさん以外ですが。
 というのは、そのBさんはネガティブな発言が多いんですよ。
 仕事の納期も遅れがちですし。
 全体の足を引っ張っていますね。
 理想のチームをつくるためには、Bさんの行動をなんとかすることが課題です」

Aさんは見るからに「成果」よりも「人の和」を大切にする穏やかな人柄の方。
そのAさんが、これほどまでにBさんの状況を20分近くも話しているのですから、よほど手に余る状況なのでしょう。

私「ほかに理想のチームをつくるための課題はありますか?」
Aさん「ほかにですか? ほかには・・・。ないと思います」
私「Aさん、思ったことを伝えていいですか?
 私には、Aさんがその部下に気をとられすぎているように見えるのですが、いかがでしょう?」
Aさん「そうですか・・・。そうですね。
 言われてみれば、会社ではいつもBさんのことばかり考えています」

これは何もAさんに限ったことではありません。
どうも人には「欠けていたり上手くいっていない部分」に意識が向きがちな傾向があるようです。
しかし、「満たされて上手くいっている部分」にも同様に、いえ、それ以上に光をあてることが大切です。
そうすることが、結局はチームのパフォーマンスやモチベーションを高くしていくことにつながります。

Aさんの場合、「理想のチームをつくる」ために、現状で上手くいっているところもあるわけです。
例えば、次のような問いは助けになるでしょう。
・具体的にどんなことが上手くいっている?
・それは意識して上手くいっていること? 
 それともなんとなく上手くいっているの?
・上手くいっている要因は何?
・その要因をこれからどんな場面で活用できそう?
・今上手くいっている状態を今後とも継続していくために、
 どんなことに意識したり工夫をするといいと思う?
・今の状態をさらによくするためにはどのようなことが考えられそう?

これらの問いを参考に、広くたくさん考え、答えを自ら導くことで、Aさんならではの「理想のチームをつくる」セオリーが出来上がるはずです。

さらに、Bさんに行動を変えてほしいのであれば・・・(次回に続く)

・・・・・・・・

◆今日の問い◆
「気を遣いすぎていることは何ですか?」
その「気」を遣うことは果たして建設的でしょうか?
そもそも人のエネルギーは有限です。
本当に重要で大切なことに気遣っていきたいもの。
自分が疲れ果ててしまったら、最良の決断もできないでしょう。
今、あなたがエネルギーを注ぐべきところはどこ?
そこにアクセスするための質問です。

・・・・・・・

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