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注意は、はっきり言ってもらいたい(前編)

2019.04.22猪俣恭子

「どのように注意するとよいでしょう?」
先日の研修でも質問をいただきました。
注意したあと、相手がやる気をなくすんじゃないか、
ふてくされるんじゃないか、
せっかくのいい関係が悪くなるんじゃないか、
嫌われるんじゃないか。
注意するほうは、その影響と結果をあれこれ考えます。
しかし、実は相手はっきり言ってほしいと願っています。

かつてキャリア支援の仕事をしていた時のことです。
その施設に、生活相談員と一緒に一人の男子高校生が利用に来たことがありました。
ちょうど私が担当になり、職業の選び方について説明しました。
彼は緊張していたのか、椅子に座っていてもそわそわと落ち着きがありません。
机の下の自分の膝の上で、帽子をくるくるくるくると回し続けています。
その様子が目に入るたび、どうにも気が散ってしまい、私は説明に集中できなくなってきました。
そこで、思い切って彼に言いました。

「あのね。人の話を聞く時は、そういうふうに手遊びしないの。
 説明している人の話をちゃんと聞くこと。
 いいかな」

彼はふっと笑い、その動作をすぐにやめました。
その後、求人票をいくつか検索し、生活相談員の方と帰られました。
さて、その日の夕方のことです。
さきほどの生活相談員の方がまたいらっしゃいました。
何だろう? 
私の対応に何か問題があっただろうか?
心配して駆け寄ると、
「今日は、お世話になりました。
 あと、ありがとうございました。
 お礼が言いたくて・・・」
とおっしやいます。
「えっと・・・。お礼と言いますと?」
「注意してくれたでしょ。あの子の態度のことと。
 本人は嬉しかったみたいですよ。
 注意してもらって」
注意してもらって、嬉しい?
またどうして?

「実は、あの子の家は父親がいなくて、母親が子ども三人の面倒を見ているんです。
 弟がまだ小さくて手がかかるから、あの子は母親からかまってもらえないんです。
 だから、今日のことは嬉しかったみたいですよ。
 ありがとうございました」
そんなことがあったとは・・・。
ぐっと胸に迫るものもありましたが、ちゃんと正面からきちんと注意されるというのは、そうか。
自分が大切にされているという証でもあるのだと実感しました。

それともうひとつ。
先日担当したリーダーシップ研修での一コマも興味深いものでした。
受講者から、このように言われたのです。
(次回に続く)

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