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コーチングスキル,上司、リーダーとしてのあり方
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「落ちないりんご」に勇気づけられて

2019.02.28猪俣恭子

「落ちないりんご」をご存じですか?

1個1000円ながら大ヒットを生み出した商品です。
平成3年、台風が青森県を襲い、9割のリンゴが落ちてしまったことがあります。
ほとんどの生産農家が悲嘆にくれました。
しかし、そのような中でも、「何かできることはないか」と考え続けた農家があったのです。
思いついたアイディアが、冒頭の「落ちないりんご」。
風速50メートルあまりの暴風に耐えたりんごを「落ちないりんご」と命名し、
全国の神社で受験生に縁起物として販売しました。
結果は、瞬く間に完売。
生産農家の起死回生を見事にはかったのです。

同じ状況にあっても、人の捉え方は様々です。
「今ある状況は、周囲のせいであり、自分には責任はない。環境を変えることはできない」と捉える人がいます。
一方、「自分自身の意識や行動次第で、環境を変えることはできる」と捉える人もいます。
捉え方が異なれば、その後の行動も変わります。
嘆いたまま終わるのか、それとも状況打開のためにアクションを起こすのか。

前者の立場を「被害者意識」にあるといい、後者の立場を「当事者意識」にあるといいます。
「落ちないりんご」で窮地を見事乗り越えた農家は、「当事者意識」を高く持っていたと言えるでしょう。

「生きる」というのは、問題解決に向けて事実と向き合うことの連続です。
計画どおりに進むこともあれば、青森県のりんご農園を襲った台風のように、不測の事態に陥ることもあります。

そのとき、あなたは、あなたの上司は、あなたの部下は、あなたのチームは、どのような行動をとるでしょう?
当事者意識をもって事にあたりたいところですが、しかし、私たちはいとも簡単に被害者意識に陥ってしまいます。

例えば、次のようなセリフが自分の心のうちに聞こえてきたら要注意。

「こんな状況になったのは、会社の体制が悪いからだ」
「もともと無理だった」
「私はちゃんとやっているのに、あの人がやらないから。あの人のせい」
「指示や説明があいまいだから、間違った」

「被害者意識」に長く浸かっていると、ストレスレベルが高くなります。
自分にはこの事態を変えるだけの力はないと言っているのと同じなのですから、次第に無力感にかられるようになってきます。
自信もなくなってきます。
余計に愚痴や言い訳も多くなります。

その状態になっていることに気づいたら、抜け出しまょう。
当事者意識を取り戻しましょう。

それには、質問が効果的です。
いい答えは、いい質問があれば自ずと引き出されます。
例えばどんな質問?

「今、この状況で学んでいることは何だろう?」
「今、できることは何だろう?」
「今の状況をつくりだしている要因が自分にもあるとしたら、何だろう?」
「もしも私が思い込みをしているとしたら、それは何だろう?」
「あの人は、何を考え、どんな気持ちでいるのだろう?」

これらの質問を自分に投げかけることで、きっと客観性が取り戻せます。
客観性があれば、的確な判断や決断ができるようになります。
行動のスピードも早くなります。

私たちは、「被害者意識」と「当事者意識」の間を行ったり来たりしています。
だからこそ、いつでも自分自身で「当事者意識」を取り戻せるようにしましょう。
そのほうが、ずっと人生の満足度が高くなるに違いありません。

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