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小さな「成功」は前に向かう原動力に

2018.07.03猪俣恭子

小さな成功?
この概念、あなたには既にあることだったろうか?
私はコーチングを学びんで初めて知った言葉だった。
さてこの捉え方は、
思っている以上に人材育成に効果的だ。

次のような研究結果がある。

ハーバード大学のテラサ・アマビール教授は、
ビジネスパーソン238人を対象に、
その日の感情と仕事の進捗を7段階で評価するという日記をつけてもらった。
最短で三ヵ月。
長くて一年のデータ。
結果は、全体的に気分が良くなればなるほど、
創造性は上昇し、生産性も高くなる。
さらに、不機嫌な気分の日に比べ、
気分が良い日には、創造的なアイディアが生まれる可能性が、
50%も高くなるという結果になったそうだ。
これはすごい。

では、一体、どんなことが、
人の気分をよくしたのだろうか。
大きく3つある。
一つ目は、仕事で必要な支援を受けること。
二つ目は、褒められる、激励を受けるなどの経験を持つこと。
三つ目は、仕事上で小さな成功体験を得ること。

さて、ここで質問だ。
この三つの中で
最も気分が良くなることに効果があったのは、
どれだったろうか?

なんとそれは、
三つ目の「仕事上で小さな成功体験を得ること」だったそうだ。
褒められることや支援を受けることではなく。

小さな成功を体験した人の76%の人が最も気分がよくなった。
それに対して、
支援を受けることは45%、
褒められることは25%にだったそうだ。

ということは?

人は小さな成功体験を得れば得るほど、
生産性や創造性が高くなる可能性が高いといえよう。

これを部下育成に活かすならば、
一気に高いレベルの到達地点を目指すようにするよりも、
そこに向けての通過点である小さな目標、
小さな成功体験を味わってもらうようにしたほうが、
結果として部下は大きく成長すると言える。
はじめから、ブレークスルーを求めない。

人にとって、
小さな「成功」が前に向かう原動力になることは間違いない。
上司として大切に意識においておきたいものの一つだ。

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