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リーダーシップ,強み
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全体の40%、1%、強みとどう関係?

2018.01.05猪俣恭子

あけましておめでとうございます。
こちらのブログをいつも読んでくださってありがとうございます。
今年も「人を育てる」知識や事例、話題を提供できるよう、
自分自身も学ぶことを大切に仕事をしてまいります。
2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
(大変おそれいりますが、
 1月15日までお休みをいただきます。
 7日から14日まで私事で恐縮ですが、
 エジプトに旅行してまいります。
 そこから学んだことものちほどお伝えしてまいります。)

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10年ほど前のことだが、
今でも印象に残っていることがある。
そう、あの言葉を聞いたときに、
「え?!」と心底驚いたのだ。

それは、あるプロジェクトでのこと。
リーダーを担っていた私は、
メンバーのAさんと面談をしていた。
面談も終わりに近づき、
これから一緒に頑張ろうと声をかけあったその時、
Aさんがおもむろに言ったのだ。
「私、猪俣さんが一番信頼できるんです」
突然のことに、きょとんとしてしまった。
「ありがとう。どうしてそう思うの?」
「猪俣さんは私たちの強みを見てくれていますよね」
強み?
確かにメンバーそれぞれの強みを
チームの目標達成に活かせるようにしたいと考えていた。
しかし、どうしてそれがわかったのだろう?
もしかして、ちゃんと、私、できている?
喜びそうになったが、いや違う、と思いかえした。
そうだ。
チームの最初の会議で、私は表明したのだった。
「一人ひとりには強みがあります。
 その強みは人によって違います。
 私は、皆さんの強みを伸ばして発揮できるようにしていきたいです。
 プロジェクトが終わった時は、
 目標達成できたことをみんなで喜びあいましょう」
というようなことを言ったんだっけ。
もしかしてそのこと? とAさんに確認したら、
そうです、と目を輝かせながら彼女は頷いた。

事実は私はそう言ったということで、
実際にできていたかというと・・・疑わしい。
しかし、Aさんはそれを聞いただけでとても嬉しくなり、
その思いを私に伝えたくなるほどになったのだ。

さて、強みに関してこのような事例がある。

 リーダーがメンバーの発言にまったく関心がなく、
 メンバーがどんな状態にあるか気にしないと思われている場合、
 そのチームメンバーの40%以上が職場に強い不満を感じ、
 仕事に熱意が持てず、
 仕事に何らかの実害をもたらす可能性があります。
 逆にリーダーがメンバーの強みに意識を向けている人だと思われている場合、
 そのチームで職場に不満を持つ人の割合は、
 全体の1%まで下がることがわかっています。
 (『幸福優位7つの法則』著者 ショーン・エイカー)

実際にできているかどうかまで確実でなくても、
「強みに意識を向けていてくれる」とメンバーから思われていることが、
とても重要なことがうかがえる。

職場の生産性とか、効率的にとかよくいわれるが、
職場で働く一人ひとりが、
仕事に対して充実感や満足感を持てていなければ、
すべては見せかけの生産性で終わってしまう。
どうしても人は相手に対して、
「ここがこうなったらもっとよくなるのに」という改善点に意識が向いてしまう。
改善点に目を向けることも大切だ。
それ以上に、
「この人の強みは何か、どうやったらもっとその強みが伸びるのだろうか」
という意識も一緒に持ちあわせてみないか。
急がば回れ。
そうすることで、結果として生産性が高い職場になっていく。

Aさんの話に戻ろう。
そのプロジェクトの結果はどうなったか。
目標は達成した。
それのみならず、
今までのチームの中でもトップグループに入るくらいの結果になった。
あるメンバーについては、チーム外の人たちからも、
「彼女のあの結果はミラクル」と言われるほどだった。
要因は多々あるだろうが、
その一つに、私があの会議でした表明も関与しただろうと思っている。

この人の強みは何か。
どうやったらもっとその強みは伸びるか。

人間関係のストレスにさいなまれた時こそ、
自分に問いかけてみてほしい。
気持ちが楽になることも、間違いなし。

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