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リーダーシップ
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この人の“何”が、こういう態度をとらせている?

2016.03.08猪俣恭子

10年以上も前のことだ。
私は、ある団体でリーダーの立場にあった。
なんとなく気になっているメンバーのAさんがいた。
その人のブログを読んだ時のことだ。
匿名だが、それは私のことだ! とすぐわかることが書いてあった。
話し合いの時に、リーダーが後ろ向きな発言をしたので、
メンバーも後ろ向きになってしまった。
リーダーは常にポジティブさを失ってはだめだ、
のような内容だった。

まさかそんなことを思っていたなんて。
一緒にいる時には、そんな素振りは全く見せず、
にこやかにしているのに。
心底驚いた。
私の発言をそのように捉えるのかと、
少しこわくも感じた。

さて、この件をどうしたらいいものか。

今はこうさらりと書いているが、
当時は、かなりショックだったし、
なぜ理解してくれないのか、と悲しい気持ちにもなっていた。

年上の方に相談してみると、返ってきた答えはこう。
「自分のブログに何を書こうが、その人の自由。
 いちいち反応しないこと」
頭ではわかるが、心が納得できない。

しかし、今だからわかることがある。

Aさんは、自分がリーダーになりたかったのだ。
嫉妬していたのだろうなと思う。私に。
だから、自分がリーダーだったらこうするのにと、
私の言うこと、することひとつひとつに反応してしまっていたのだろう。
あんなににこにこと笑顔でいたけれど、
心の中では、泣いていたのかもしれない。
それを少しでも共感できていれば、
Aさんとの関係も違っていたかもしれない。

リーダーの立場になると、
それは誤解じゃないか、と感じる場面が多々ある。
なぜ、わかってくれないのだろう、と憤りさえ感じる場面も多々ある。
そうなった時には、
私など、自分の正しさを相手に主張したいスイッチがピッと入ってしまう。
しかし、「正しさ」という視点で状況を見てみると、
自分も相手もそれぞれの世界では、どちらも正しいのである。

それよりも、
「この人の“何”がこういう態度をとらせているのだろう?」
そう考えたほうがよい。

考えているうちに、その人の満たされない欲求が何なのかが、
少しずつ見えてくる。
それがわかってくると、相手が理解できるような気分になる。
そんな気分になると、不思議なことに、
今まであれほどまでに感じていたイラつきが、
やんわりとしてくる。

ただ、はっきり言えるのは、
人間関係ですごく苦労させられる人からしか、
学べないことがあるということだ。
そして、そういう体験を持っている人が、
優しく、強く、芯のある素敵なリーダーになれるのだと思う。
だから、今、
人間関係でしんどいとか、辛いことに直面しているのであれば、
それは自分が目指す理想のリーダーになるための登竜門なのだと捉えてみよう。
自分は、真のリーダーになるために選ばれたのだと、
そう考えてみよう。
と言っている自分も、まだまだ学びの途中。
大きいことは言えないが、大切にしたい思いである。

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