株式会社ストーリー アイ blog 部下育成のヒント

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コーチングスキル
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コーチングについて語ろう(5)~沈黙に相手の声を聞く

2016.02.26猪俣恭子

今日も前回に続き、「沈黙」について語ろう。

「なかなか話さない新人に、どのようにして話してもらえばいいんですか?」
研修中、参加者から質問をいただく。
上司というのは、
どの職場でも、どの企業でも、人間関係に相当気を遣っているものだ。
部下や若手が気持ちよく仕事ができるように。
部下や若手がやりがいをもって働けるように。
だから一生懸命、話題を探しては何か話そうと努力する。

さて、上記の質問をいただくと、いつも同じように答えている。

「話さなくていいんですよ」
「えっ、話さなくていいんですか?」
「そうです。沈黙を一緒に味わえばいいんです。
 会話は、言葉だけでなく、言葉と沈黙で構成されているんですから」

そんなやりとりをすると、
決まって相手の方は、とてもほっとされた表情をされる。
無理して話さなくてもいいのかと。

沈黙。それは「間」と同じ。「空白」と同じ。

以前、私は印刷会社で働いていたが、
その時に学んだことがある。
デザインの良しあしというのは、
「空白」がどれくらい活きているか、によって決まるということを。
素人とプロのデザインは、それがまるで違う。
素人は、限られたスペースに、あれもこれもと詰め込みすぎるきらいがある。
しかし、プロのデザインは、「空白」もひとつの要素であり、
写真、イラスト、キャッチコピー、リード文、本文、イラストなど、
それらひとつひとつの要素に存在感と役割を持たせ、
すっきりとした配置に創り上げる。
結果、非常に洗練された印象になる。

会話もまったく同じこと。

相手と関係を創るのが長けている人は、
気持ちにゆとりがあるから、
あえて「沈黙」の時間を効果的に創る。

相手にしてみたら、
何も話さなくても、話せなくても大丈夫、
この人は待っていてくれる、と思えて初めて、
「じゃあ、この人にあのことを話してみようかな」
と、心を開くようになるもの。
少しずつ、少しずつ。

沈黙を一緒に味わう。
プロのコーチは、自然にそれをしているし、
沈黙に相手の心の声を聞いている。

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