株式会社ストーリー アイ blog 部下育成のヒント

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教え方
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上達への道は、千差万別

2016.01.17猪俣恭子

あなたは、
技術の習得やスキルアップをはかる際、
苦手で上手くいかないところを徹底的に克服したいタイプ?
それとも、得意で上手くいくところをさらに伸ばしたいタイプ?

どちらがいい、悪いというのはない。
私はどちらかというと、
上手くいっているところを強化しつつ、
苦手に感じるところは、
課題として挑戦することに面白みを見出すタイプだ。

この学習の仕方というのは、
人によって千差万別だ。
そのことを、先日、実感した。
友人から次のような話を聞いた時のことだ。
彼女は、小さい頃から水泳、ピアノ、バレエと、
いろいろな習い事をしていた。
しかし、上達がめっぽう早かったらしい。
辞める時は、
いずれの先生にも随分引き留められたそうだ。
器用なのだろう。
うらやましいことだ。

一体、どうして、そんなにも上達が早いのだろう?
私もピアノを習っていたからわかるが、
楽曲中、思わず指がとまりそうな苦手な箇所は、
必ずあるものだ。
友人はどんな練習をしていたのだろうか?

尋ねてみると、答えはこうだった。

「苦手なところは練習しない」
え? ほんと?
「ほんとだよ。
 苦手なところは、あきらめるの。
 それで、得意なところや好きなメロディのところを
 何回も何回も繰り返して練習するんだ」
そうなんだ。
「そう。でも不思議なんだよ。
 そうしていると、苦手だったところが弾けるようになっちゃうの」
えっ、そんなことがあるの?!
「あるんだって。
 うーん、上手に弾けるようになったというよりは、
 『あれ? あそこは苦手なところだったよなあ』って
 弾き終わってから気づくの。
 苦手なところの存在を忘れて、スルーできるようになるんだね。
 それが自分にとっていいみたい」

なるほど・・・。
そういうやり方もあるのか。
とはいえ、彼女がそうだからといって、
他の誰もがそうというわけではない。

ということはだ。
部下でも途中入社の社員でも若手社員に対してでも、
何かを教える時は、
その人なりの学習の仕方を最初に教えてもらったほうがいい。
未経験の分野に取り組む時はどのようにしていたか。
ある程度出来るようになった後は、
より上達するためにどのように取り組んだのか。
上手くいった時は、
何がよかったから上手くいったと自分なりに捉えているのか。

苦手なところをとことん克服するタイプなのか、
身体を動かしながら吸収していくタイプなのか、
図解にすることで記憶に残るタイプなのか、
自分なりに解釈していくことで、理解が早くなるタイプなのか、
話を聞きながらのほうが学びやすいタイプなのか。

そのような自分なりの学習仕方を「今」に活かすとしたら、
何から取り組むといいのか。
本人と一緒に考え、一緒に学習プランを作る。

このようにすれば、人の成長は早いはずだ。
上達への道は、千差万別。
教える時は、まずそれをちゃんと知るところから。
ここでも、急がば回れ、なのである。

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