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コーチングスキル
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効果的な教え方~行動を分解して、反復練習

2016.01.15猪俣恭子

昨日、市進ホールディングス主催の
「学習効果を高める研修手法のポイント」を受講した。

自分が受講する立場になると、
「わかったつもり」になっていることに気づく。
それが何よりもいい。

当然といえば、当然だが、
教える技術は、やっぱり必要だ。

昨日、印象に残った場面がある。
それは、
跳び箱が跳べない子が跳べるようになるには、
どんな教え方が効果的? という講師の問い。

  型を教える?
  踏み切り方を教える?
  手をどのへんにつくのかを教える?
  まず跳び箱に慣れるところからやる?
  小さなステップにする?
  ほめる?
  上手くいったことを一緒に喜ぶ?

いろいろなアイディアが私たちから沸き起こる。

さて、答えは?
講師曰くこうだそうだ。

  スモールステップを踏ませること。

やっぱりそうか。
あたった、あたったと少し喜ぶ。
しかし、ここで疑問がわく。
はじめから完璧を求めない、ということでしょ。
だから小さなことからチャレンジして成功体験をもってもらう、
ということでしょ。
その「小さな」というのは、
どうやって小さくできるの?
そもそも何をもって「小さい」ってわかるの?

講師は続けて言う。

  行動を分解するんです。
  跳び箱だったら、 
  助走のスピード、踏み切る、手をつく、
  手をついたときの腕の力・・・など、
  ひとつひとつを分解してスモールステップをつくるんです。

なるほど。
そうするのか。
しかし、私にとって目からうろこだったのは、次だった。

  そして、一番難しい部分を
  繰り返し練習するんです。
  そうすれば、どんな子だって、
  必ず跳べるようになります。

そうか、ただ、スモールステップを漫然と作るだけじゃ、
足りないんだ。
ところで、一番難しい部分って?
ここで講師、また私たちに問う。

  跳び箱を跳ぶうえで、一番難しい部分って、
  どこだと思いますか?

どこだろう?
手をつく時?
いや、手をついた後のぐっと下半身を前方に
乗り出していくのが難しいかな?

講師の答えは、やはりそのシーンだった。
手を置いたあと、腕の力でぐっと押し込んでいかないと、
跳び越えられないそう。
だから、まず跳び箱にまたがって、
腕の力で押し込んで跳び越えることを体感させるのだそう。

  最悪のバターンは、
  大丈夫だよ、思い切ってやればできるよ。
  はい、勇気だして、思い切ってやってみよう!
  と、無理やりやらせることなんです。

根拠なき励ましですな。
スポーツやトレーニングのジャンルの知覚運動系という領域は、
一度失敗すると恐怖心が植えつけられてしまうそうだ。
これも納得。

さて、このスモールステップは、企業研修でもOJTでも応用できる。
電話セールスを例にあげれば、
スモールステップは次のようになるだろう。
 ・名簿を作る
 ・電話をかける
 ・相手がでたら挨拶する
 ・要件を伝える
 ・即座に信頼関係をつくる
 ・お客様の話から真意を探る
 ・商品説明を切り出す
 ・商品の説明をする
 ・説明後、お客様に感想をうかがう
 ・クロージングする
など。

作っただけではなく、
相手に一通り練習してもらう。
どこの部分が苦手と感じるのか、
どうしてそう思うのかを共有する。
これは本人に考えてもらう。
そして、繰り返し練習する。
こちらも練習相手にもなり、
どこが上手くいっていて、どこが課題なのか、
フィードバックする。
実際にお客様に電話をかけてみる。
同じように、上手くいっているところと、
今後の課題になるところを一緒に振り返りをする。

という積み重ねだな。
若手社員や、
新しい業務についた人を指導する時っていうのは。

教える技術とコーチング。
この両輪を備えれば、最強のリーダーになりそう。
教える技術か・・・。
当たり前だが、あなどれない。
初心に戻ろう。
そう思った昨日の受講だった。

・・・・・・・・・

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