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リーダーシップ,上司、リーダーとしてのあり方
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リーダーとして大切なのは、スキルよりもスタイル(2)~人の愚痴は言わない

2015.12.23猪俣恭子

私がリーダーとして大切にしていること。
それは、社員、メンバー、部下、お客様・・・
関わっている人の「愚痴」を口にしないことだ。

口にするならば、
本人が頑張っていること、努力していること、
本人がしてくれて助かったこと、有難いと思っていることを
意識して話すようにしている。

だから、「その行動、言動、少しまずいんじゃないの?」
と思うことがあれば、直接相手に伝える。
その人がこれから生きていくうえで、
そのままだと周囲との関係がよくならない、
その人の評価がよくならないと判断したときに限ってだけど。

さて、話を戻そう。
どうして私がそれを大切にしているのか。
人の愚痴を言わないということを。
体験がある。高校二年生の時のこと。
当時、私はバレー部だった。
あれは練習の休憩時間。
Nさんに「ねえ、ちょっといい?」と声をかけられ、
体育館の階段の踊り場で聞くことにした。
周りには誰もいない。
Nさんの話は、同じ部員のIさんへの不満だった。
内容は覚えていないが、私は同調するように、
「ああ、そうだね。うんうん」と頷きながら聞いていた。
「確かにIさんはそういうところもあるよね」とも言ったような記憶もある。
そして二人で体育館の階段をゆっくり降りた。
降りた先に・・・、
なんと、そのIさんが座っていたのだ。
しまった!!!
私とNさんは彼女に愛想笑い。
しかし、Iさんは私たちと目を合わせることなく、
ぷいっと立ち去った。

その日、部活動の練習が終わったとき、
Iさんにはっきり言われた。
「まさか、あなたがあんなことを言うなんて。
 信頼していたのに・・・。もう、いいよ!」

せっかく彼女といい関係だったのに。
私を信頼して、個人的な相談もしてくれていたのに。
本音も打ち明けていてくれたのに。
まさかこういうことになるとは・・・。

その後どうなったか。
それなりにIさんとは普通に話せるようになったが、
以前より距離をもたれてしまっているのは感じた。
さびしかった。自業自得だが。
数ヶ月して、Iさんはバレー部を退部した。

それからだ。
人の愚痴は言わない、と決めたのは。
もちろん言うときもある。
しかし、そういう時はかなり覚悟をもって話す。
まわりまわって、私がこう言っていたというのが本人の耳に入ったとしても、
その時に起きることは「責任を持つ」と決めたうえで、話す。

さて、リーダーが人の「愚痴」を言わない効果は何だろう?

以前、あるチームで活動をしていた時、
リーダーがしょっちゅうぼやいていた。
「○○さんは、なんであんな態度なんだろう」
「○○さんは、人に相談しないでやっちゃう。
 誰も○○さんに反対意見があっても言えない」
「○○さんは規則を守らない。まずいでしょ、それって」
「○○さんは気遣いができない。
 プライドが高いのか、注意するとすぐむくれる」
などなど。
リーダーもリーダーなりに必死なのだ。
よりよい結果をだそうと。
こういう愚痴がでるのも、リーダーとして責任感があるからこそだ。
しかし、聞いている側はどうだろう。
「もしかしたら、他では私がこんなふうに言われているのでは?」
不安になるだろう。
疑うかもしれない。
そのうち、自分が同様に言われないように、
リーダーに受け入れられるような意見しか言わなくなる。
否定されないように。
批判されないように。
感情を害さないように。
気を遣っているうちに、疲れがたまってくる。
チーム全体としてエネルギーダウンだ。

上司でもプロジェクトのリーダーでも、
そういう立場になった時は、
部下やメンバーからつぶさに観察されていることを
常に意識したほうがいい。
それこそ、一挙手一投足にいたるまで。
話す内容、言葉の使い方、声の調子までも。

というのが、
私がリーダーとして大切にしているスタイルのひとつ。
そのスタイルは、人によって違う。
これが「正しい」という正解があるわけじゃない。
今まで生きていた物語の中に、
自分が最も納得するスタイルがあるものだ。

あなたが大切にしているスタイルは何?
いつもいつもそれを意識しよう。
大切にしよう。
あなたがあなたらしくあるために。

・・・・・・

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