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強み探究(11)~苦手分野のリカバリーに「強み」の存在あり

2015.10.29猪俣恭子

「強み」を見つける。
こう書いたときに、何故か「かくれんぼ」という言葉が浮かんだ。
そうだ、「強み」は隠れている、
静かに潜んでいる。
さて、その「強み」とやら。
どのあたりにいるものか?

いつの日だったろう。
日経夕刊に興味深い記事を見つけた。
『就活のリアル』というタイトルで、
就活ジャーナリストの海老原嗣生さんが書かれた記事だ。
見出しには、こうあった。

  欠点や苦手な事にネタがある

「自分らしさ」というのは、
案外、欠点や苦手な事などによく表れたりするとのこと。
次のエピソードがとてもよかった。
以下、そのまま紹介しよう。

・・・・・・

私が教えていた京都の大学で、
こんな女子学生がいた。
「欠点は何かと言われても、私は欠点だらけで。
 とにかく心配性で、だから緊張してしまい、
 うまく人と話せない。
 引っ込み思案なんです」
私は、その彼女の心配性で気弱な「良い話」を知っていた。
彼女は大学のゼミで花見をするときに、
幹事に指名され、また不安のどん底に落ちてしまったのだ。
ここでどうしたかが彼女らしい。

まず花見の3日前に下見に行き、
午前11時なら場所取りができるとわかる。
続いて2日前、午後0時30分に行ってみると、
場所はもう埋まってしまっていた。
そこで前日の午前11時30分に再々訪し、
この時間ならOKと判断。
さらに、お目当ての桜の位置を測り、
大中小3タイプのビニールシートの配置図も考え、
どれが何枚くらい必要かを把握し、取り揃えていたのだ」

その話を彼女に思い出させ、
心配性で気弱と言わずに、
「心配性なので準備を万全にするよう心掛けている」
と話すように勧めた。

彼女はいくつかの企業から不採用となったが、
最終的に中堅だが知名度が高く人気の通信販売の会社に、
事務員として採用された。

その会社が彼女を採用したのは、
「地味でも、こういう堅実なタイプが、
 うちの会社にとてもあっている。
 書類や商品の山の中で仕事をしていくのだから」
という理由だったそうだ。

・・・・・・・・・

ふむ・・・。

そういえば、友人にこんな人がいた。
彼女は、聞いた話がなかなか覚えられない。
「えっと、、、何でしたっけ?」
と、冷や汗をかくことも多々あるとか。
それをリカバリーすべく彼女が取り組んだのが、
メモをとることだった。
そのとり方がすごい。
「私は覚えるのが苦手」という意識がちゃんとあるから、
一言一句に近いところまで書きとる。
これもトレーニングと思い、
親との会話さえ、きちんとメモをとったとか。
「スーパーで醤油買ってきて」のような、ささいなやりとりでも。

結果、どうなったか。
ある電話会議のファシリテーターを彼女が担当したときに、
成果が見事にでた。
数名の発言内容を整理する際に、
まるで録音データを再生するかのように繰り返したのである。
ある参加者は、
「驚きました。よく私たちの話を覚えていますね」
と感嘆の声をあげたほど。
彼女はそうして会議の参加者から信頼を得た。

彼女は、もともとメモをとることは得意だったのだと思う。
加えて、「やると決めたことはとことんやる」という強みが
そこにあったのではないか。

苦手な分野に取り組んで、
結果をだそうと努力しているときに、
人は自分の「強み」を使って乗り越えようとする。
もうその時には、
「強み」が目覚めている状態だ。

得意なこと、好きなこと、褒められること。
大方、私たちはそこに「強み」見つけようとする。
しかし、苦手なことにも、
こうして私たちの「強み」は潜んでいる。
ひろ~い視野から、
相手の「強み」、そして自分の「強み」を、
ひとつでも多く伸び伸びと見つけていこう!

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