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強み探究(8)~番外編 障がい者雇用に「強み」の活用をみる

2015.10.19猪俣恭子

昨日の朝、テレビでたまたま『がっちりマンデー!!』を観た。
テーマは、『いろんな会社が押し寄せる!「視察が殺到する会社」』。
そのうちのひとつ、日本理化学工業の取り組みに、
まさに「強み」を活かすとはこういうことかと、
感じ入ったことがあった。

日本理化学工業は、
学校で使うチョーク製造を主とした会社である。
全従業員81人中60人が知的障がい者(内28人が重度の障がい者)だそうだ。
(平成27年4月現在)
障がい者多数雇用を目指したのは、
ある日、禅寺のお坊さんから教わったことにあるとのこと。
それは、
 人間の究極の幸せは、1つは愛されること、
 2つ目はほめられること、
 3つ目は人の役に立つこと、
 4つ目は人に必要とされることの4つ。
 福祉施設で大事に面倒をみてもらうことが幸せではなく、
 働いて役に立つ会社こそが人間を幸せにする。

こちらの社員の皆さんが、
いかに真摯に誠実に仕事に取り組んでいるかは、
こちらのページで詳しく見られる。

さて、テレビを観ていて、はっとしたのは、
「障がい者の特徴を活かす」という言葉だった。
知的障がい者は、同じ動作を繰り返して集中する作業が得意とのこと。
だから、そういう作業を担当してもらい、
間違いなくやってもらうことで、
現場の生産性を確実に上げていく。
見事、戦力だ。

一方、障がい者ならではの弱点もある。
その弱点をフォローする体制も、
きちんとつくっているところが“さすが”だった。
例えば、数字を読むのが苦手だったら、
ストップウォッチで作業を管理するのではなく、
代わりに砂時計を使う、とか。

また、この材料はこの秤で測らなければならない、
というものもあるそうだが、
そのあたりの判断ができないのであれば、
色を活用して識別できるようにする。
例えば、赤い缶に入っている材料は、
赤い色がついているおもりで測る、など。

働く人たち全員で企業の目標を達成するために、
強みを客観的に捉え、その強みが活かせられる場をちゃんと用意する。
同時に、弱点がフォローできる方法も考え、形にする。
「あの人はこれができない」と、決めつけたまま終わらない。
何があったらできるようになるのか、
考えて工夫して、できる方法をとことこん探す。

こういう環境のもとだったら、
人はやはり働くのが楽しくなるだろう。
事実、インタビューで、ある障がい者の方は、
「仕事は大変だけど、おもしろい」と答えていた。
そこに偽りは全くない。
心底、本当に、そう思っているのだ。

他人の役に立っていると自分で実感できる。
それ以上に幸せなことはない。

人の強みを活かし、
弱点はフォローする。
その両輪を、口先だけでなく、
ちゃんと提示できる人や企業のもとであれば、
人は、本来の力以上のものがだせる。
だしたくなる。

人のモチベーション云々というのは、
あれこれと複雑に考えすぎるきらいがあるが、
案外とこんなシンプルなところにあるのかもしれない。

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