株式会社ストーリー アイ blog 部下育成のヒント

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リーダーシップ,上司、リーダーとしてのあり方
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「しまった!」「やっちまった!」は大歓迎

2015.08.31猪俣恭子

人と人との関係で、
「しまった!」「やっちまった!」と感じる時は、
とても嫌なもの。
あの「ざわ~~っ」とした、
独特の後味の悪さはなんともしがたいものです。
だからこそ、
人との関係にはとても気を遣います。

さて、この私。
キャリアカウンセラーとして就職支援をしているときに
まさにそういう体験をしました。

その時は体調が悪いのもありましたが、
どうにもこうにも親身になって相手の話が聞けません。
相手が話している内容が、
“音”として耳に入るものの、
なかなか共感できません。
話を聞けば聞くほど、
  そんな考え、甘いんじゃない。
  結局、働く覚悟ができていないんじゃない。
ダメだしの言葉が脳裏を渦巻きます。
ほどなくして、相手はこう言い放ちました。

  僕、あなたとは相性あいません。

瞬間、ひやっとした感じが全身をめぐりました。
数秒沈黙。
お互い視線をからめ、顔がこわばり・・・。
相手の瞳の中に、めらめらとした怒りの炎が・・・。
しまった、やっちまった・・・!

自分が思っていることって、
全部相手に伝わります。
視線、声のトーン、スピード、大きさ、
顔の表情、言葉の使い方、
とにかくそれら全てを通して伝わります。
わかっていたはずなのに、やってしまった・・・。

彼には素直に謝るしかありませんでした。

それから数日後の就職支援の場。
未経験分野にチャレンジしたいという相談内容でした。

  この人だったら数年後はかなりいい「せん」いくんじゃないかな。

彼が上手くいっている未来を思い描きながら聞きます。
不思議なことに、
話を聞けば聞くほど楽しくなってきました。
「いいね、いいね。それで、それで。」
我ながら相づちもノリがいいのがわかります。
もちろん笑顔で。

  あっ、僕。猪俣さんが何を考えているか、わかった。

と、彼が突然言って話をやめました。
なぜか顔を赤らめています。
それを見て、私のほうがどきどきしてきました。
一体、何がわかったというのだろう?
え? まさかそういう能力を持っている人だったりして?
実は、俳優の要潤に似ていると思いながら聞いていたので、
それがばれた?(!)

  猪俣さん、僕のこと、大丈夫だって思っているでしょ。
  そこが他の人と違うところだよ。

驚きました! ほんとうにこれには驚きました!
私という「人」は変わっていません。
しかし、心の在り方ひとつで、これだけ違ってくるのだと。

ふうむ。
今回の失敗から学んだこと。
人と向き合うときは、心を「真っ白なスクリーン」にして臨むこと。
そして、相手が相手の世界で上手くいっている場面を描くこと。
つまり、言葉に乗ってこちらの心が相手に届くっていうことだ、と。

「しまった!」「またやっちまった!」
今度はいつ味わうでしょう。
その時こそ、自分のストーリーが深みを一段と増す、
素敵な成長の機会です。

だから、それを味わうことを
あなたもどうぞ恐れないで。
いつも、
あなたがあなたらしくいられますように。

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